年間約300日以上を湖上で過ごし、経験と実績に基づいた独自の「水質理論」を構築した北大祐氏がプロデュースしたシャロークランク、ワンエイトを紹介します。
スペック
Length 57mm
Weight 11g
フローティング
フックサイズ 前後ともに#5
特徴
クランクには多くの種類やバリエーションがありますが、ワンエイトはなるべく多くのシチュエーションに対応するために、ウォブル4:ロール6の割合でアクションを設定。(ホームページより)
個人的な感覚なのですが、ウォブルの割合が強くなれば強くなるほど、巻抵抗が重くなり水も多く動かすことになるので、アピールが強くなります。その分魚はスレやすかったりします。
逆にロールの割合が強くなるほど、巻抵抗が軽くなり、水もそんなに動かさないイメージです。スレには強いですが、魚に気づかれないこともあります。
その割合について、ロールを少し強めに設定することにより、幅広い状況に対応しているといったところでしょうか。
また、ロールの割合が強い分、クランクにしては速いスピードで巻いてくることが可能です。
ここが1つポイントです、クランクを速く巻くことができると、魚に見切られにくくなります。
なにかよくわからないものが高速で過ぎ去っていく、もしくは近づいてくることにより、魚に考えさせるよりも前に、思わず反射で口を使ってしまい、ヒットさせることができます。(もちろんシチュエーションによりますが)
瀬田川での実績
瀬田川では全開放流のタイミングでひたすら岸際へキャストしてファーストリトリーブしてくるだけで釣れます(笑)
ワンエイトじゃなくてもいいのでは、と思いますが、比較的巻抵抗が小さいので、ストレスなくキャストとリトリーブを続けることが可能です。
↑2022年7月の全開放流のタイミングでもヒットしました。条件が整えば、今のところ再現性の高い釣りです。
瀬田川では全開放流にもなると、1オンスのシンカーでも余裕で流されるくらいに流れがきつくなります。
そうなると、魚も水路や岸際、流れのよれの中にしかいることができなくなるので、魚のいる場所が絞り込みやすくなります。危険も増えるので、注意しましょう。
また、水流が強くなると、クランク等の水をよく動かすルアーに対しても、魚の警戒心が薄くなる傾向があります。
これは経験上です、理由は分かりません、たぶん側線が機能しにくくなるからだと思ってますが。
側線は魚が水流や水圧を感じ取る感覚器官です。
全開放流や放流量が増えるタイミングはぜひクランク投げてみましょう。
まとめ
クランクはいろんな場所にたくさん投げ込んで、アタックしてくる魚を探っていくイメージで使います。
ワンエイトは強すぎない巻き心地と、十分な自重によるキャストのしやすさがあり、長時間無理なく投げ続けることが可能です。
また、ランカーからアベレージまで、幅広いサイズのバスを連れてきてくれるルアーでもあります。
投げ続けてると釣れるような気がしてくる好きなルアーの1つです。
ここぞという場面でハマれば、クランクは非常に強い味方になってくれます。
ぜひ選択肢の1つに入れてみてください。