デュエルより発売されている、フロロカーボンとナイロンをブレンドしたハイブリッドライン、「カーボナイロン クイックショット」
「実際に使ったことはないけど、使用感はどうなんだろう?」「ナイロンとフロロカーボンのブレンドってどんな感じ?」
こんな疑問を持っている人に向けて、実釣で何回か使用し、魚を釣ることもできましたので、インプレをお届けします。
私は中学生の頃に友人の誘いでバスフィッシングを開始。
現在は、琵琶湖から流れ出る唯一の河川、瀬田川沿いに住んでいます。
週2日ある休みには、短時間ですがコンスタントに釣りに出かけており、バスフィッシング歴は10年以上。
カーボナイロンクイックショット、結論としてはコスパに優れた、低伸度ナイロンに近い感覚で使える良いラインです。
スペック
ラインナップは4ポンド~20ポンドまで。
4ポンド~8ポンドはスピニングやベイトフィネスでの使用を想定しており、より低伸度な設定がなされています。
10ポンド以上はベイトリールで使用し、ハードプラグのマキモノを扱うことを前提としています。
できれば18ポンドのラインナップがあれば個人的には嬉しかったです。
多くのラインメーカーがありますが、なぜか16ポンドの次は20ポンドになることが多いです、18ポンドはあまりニーズがないのでしょうか。(サンヨーナイロンやサンラインは18ポンドありますね)
いつも釣具店で購入しますが、実売価格は税込みで約1,000円前後のところが多いです。
だいたい1,100円までで販売されているイメージです。
2回に分けて使うことを考えれば500円~600円で1回分、高いか安いかは個人の感覚に大きく左右されますので、一概には言えませんが、1回の使用でダメになってしまうことはなく、コスパは良い方です。
比重は1.14となっており、通常のナイロンラインと同じです。
フロロがブレンドされているとはいえ、比重がナイロンと同じということは、糸がどんどん沈んでいかず、トップウォーターとの相性もよく、マキモノを前提に使用する人には持ってこいです。
特徴 使用感 釣果
全てのポンド共通して150m巻きになっており、75mごとにマーキングシールが貼付されています。
おかっぱりでも、ボートでも、100mを巻いて1回のキャストでラインを出し切るってことは、ヘビキャロ等を除いてほぼないと思いますので、75mで2回使える仕様は好感が持てます。
チタンゴールドカラーとなっており、フロロのように真っ白っていう感じではなく、クセのない無難なカラーです。
2000番のダイワのレブロスに5ポンドを巻いて、当時小学校3年生の息子に使ってもらいました。
ナイロンのようなしなやかさがあり、初心者の子供でも基本をしっかり押さえたうえで使えば、トラブルはほぼありませんでした。
小さめのシャッドを巻いてもらい、小さいながらもバスを釣っていましたので、4ポンド~5ポンド程度の番手は、初心者の方のスピニングにオススメできます。
16ポンドが100m巻けるリールに、20ポンドを75mセットすると上記のような感じ。
ベイトリールでのキャスティングでは、おもに10グラム~20グラム程度のクランクやバイブレーションで使用しています。
比重がナイロンと同じで、フロロよりも軽くなっていますので、20ポンドのラインでも十分な飛距離を確保。
気持ちよく遠投することができます。
個人的な使用感としては、「ナイロン感覚が8割、残り2割にフロロを感じる」といったところ。
低伸度を謳うナイロンラインとほぼ同等の使用感、その中に絶妙にフロロを感じることができます。
具体的な技術面のことは全く分かりませんが、好きな人には唯一無二の、たまらない使用感かもしれません。
私は好きな感覚です。
秋が深まる琵琶湖南湖、におの浜にて、バイブレーションのリフト&フォールで釣った魚です。
遠投して2シャクリ目のフォールでヒットした魚ですが、アタリは明確に感じることができました。
16ポンド以上の太めのラインをセレクトすれば、スピナーベイトやチャターなどの、ワンフックのマキモノにも使いやすいです。
20ポンドと太めのラインを使っていることもありますが、劣化は感じにくいです。
2~3回程度の使用では、明確な強度低下は感じられない。
半日程度の短時間釣行であれば、5回くらいは余裕で使えます。
釣行後は毎回2~3メートルラインをカットしていますので、そういった使用前提です。
あまりラインをカットせずに、キャストを繰り返すと、ナイロンラインにありがちのティップ付近がザラザラしてくる感覚はありますので、そのあたりが気になる人は注意が必要です。
まとめ こんな人にオススメ
・普段からナイロンラインを使用しており、その中でも特に低伸度ナイロンを好んで使っている人には違和感なく受け入れることができるラインです。
・100m巻きではなく、75m巻きで2回に分けて使える、コスパのよいナイロンラインを探している人。
・マキモノメインで使用しているタックルで、今までフロロカーボンを使っていた人(フロロ値上がり傾向にありますので、代替ラインとしてもオススメできます)。
ナイロンラインにありがちな、巻いていても水の中の様子が分かりにくいといったことも少なく、耐久性も満足できるものです。
特にトレブルフック付きのマキモノには相性抜群ですので、この用途でライン選びに迷っている人は一度試してみてください。
このラインの下位に、安い500m巻きのCN500がありますが、太い番手であればそちらもオススメです。
実際に両方使っていますが、クイックショットと比べると、コーティングに差がある感じがしますので、クイックショットの方が間違いなく耐久性はあります。
使用感はほぼ同じであり、よりコスパを求める人にはCN500が向いています(特に毎回巻き替える人にはCN500です)。
ぜひいろいろなラインを試してみて、自分に合ったものを見つけてください。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。