レジットデザインから発売されているショートロッド。WSC63Mを紹介します。
6.3フィートでショートロッドと呼ばれる時代です。私が中学生の頃は、ダイコーから発売されていた6.3フィートのカリスマスティック、ミディアムの硬さのロッドを1本持って、琵琶湖疎水や南湖で釣りをしていました。
当時は6.3フィートが短いなんていう感覚はありませんでしたが、現在は技術の進歩により、6.3フィートでもショートロッドと呼ばれるようになりました。
短いということは、ロッドワークを多用する釣りやせまい場所で非常に使いやすくなります。
いくら技術が進歩して、軽いロッドを作ることができるようになっても、「短い」ということが物理的に有利に働くシチュエーションは結構あります。
ロッドも適材適所で使うことで、ストレス少なく釣りを続けることができます。
スペック
- 長さ:6.3フィート
- 標準自重:100グラム
- 適合ルアー:5~18グラム
- 適合ライン:8~16ポンド
- 定価 :28,500円
ショートロッドシリーズは、このほかにも62ML、63MH、63Hがあり、ほぼすべての範囲をショートロッドでまかなえるラインナップを揃えているところもレジットデザインの特徴です。
レンタルボートを使う人のニーズにこたえているといったところでしょうか。
公式のアナウンスを確認しましたが、テキサスリグ、フットボールジグ、メタルバイブ、スピナーベイトやジャークベイトなどに使用することを想定しているみたいです。
やはりガイドの数も多く設定されており、11個あります。
このレングスのロッドでこれだけガイドがあれば、曲がりが素直になるのも納得できます。
他のレジットデザインのロッドと同じく、アラミドの補強もありますし、ショートロッドシリーズには一部ナノカーボンも使われているようです。
私くらいのレベルだと体感では分かりません(笑)
素直なテーパーで巻きと打ち両方に対応
テーパーについては、短いロッドになるので、極端なファーストテーパーのような感じにはせず、ロッド全体がきれいに曲がり込んでいくように作られています。レギュラーファースト~レギュラーに近いかと思います。
素直なテーパーになっていますで、ハードプラグのマキモノからテキサスリグやノーシンカーのようなワームの釣りまで幅広く対応しています。
ただクランクベイトに関しては、1つ柔らかい番手となる、62MLの方がより使いやすくなっていると思います。
私は主にロッドワークが必要となるジャークベイトをメインに、チャターベイトやメタルバイブで使っています。
おかっぱりで使うシチュエーション
南湖に流れ込む水路でよく使用しています。
狭い水路になると、テイクバックをとってオーバーヘッドキャストもしにくかったりする所が多いですし、足元を流したり、対岸の壁際を狙ったりするため、シングルハンドのサイドキャストでテンポよく投げ込んでいくには非常に使いやすいです。
水路でジャークベイトを投げる際も、ロッドが短いのでジャークもストレスなく行うことができます。
長いロッドだと、そもそもジャークしにくいことに加えて、壁や足元の護岸にロッドをぶつけてしまったりするリスクが高くなり、怖くて使えません。
また、オープンウォーターへの遠投なんかは向きませんが、足場の高くない場所で、岸際や石積をテキサスリグや重めのネコリグなんかでテンポよく打っていく釣りなんかにも向いています。
足場が高いところではロングロッドの方が有利になるケースが多いので、適材適所で使い分けるのが理想です。
実際はおかっぱりでそんなに細かい使い分けは難しいですが、、、私はめんどくさいです。
釣果
こんな人におすすめ
- 6フィート前後のショートロッドを使ったことがない人
- 水路や足場の高くない狭い場所で釣りをすることが多い人
- ロッドワークを多用する釣り(ペンシルベイト、ポッパー、ミノー、メタルバイブ、)に専用ロッドを検討している人
- ミドルクラスのロッドが買えるだけの予算がある人
ここ数年は6.10フィートの長さのロッドが最も売れ筋になっているみたいです。
もちろん、6.10フィートのロッドは私も数本持っていますし、使い勝手のよいレングスです。
ただ、状況によっては専用のロッドを持っている方がストレスなく釣り続けることができ、それが釣果につながることもあると思います。
特に、今まで短いレングスのロッドを使ったことがない人にとっては、新たな発見があるはずですので、興味がある人は検討してみることをおススメします。